ペットショップの経営者が開発したキャットフードのカナガン

カナガン開発

動物愛護先進国のイギリスで開発されたカナガンのキャットフードは、人間が食べられるほどの鮮度と高品質をうたっています。本物の高品質ペットフードが作られた背景に何があったのか、また原料についても紹介していきましょう。

世界中のキャットフードを調べつくして出た結論は

カナガンを開発したのは元ペットショップ経営者のエディー氏でした。店の前に大規模なスーパーマーケットができてから売り上げが悪化し、閉店を余儀なくされました。閉店後はペットフードの製造会社に移りましたが、大手企業に買収されたことで厳しいコスト削減を強要されました。そうするとキャットフードの原材料の品質はがた落ちし、高品質なキャットフードを目指していたエディー氏の考えとは程遠いものになったのです。そこでエディー氏は一念発起し自ら製造会社を設立、長年調査と研究を行ってついに念願の高品質キャットフードの発売にこぎつけることができました。開発の前にエディー氏がしたことは、世界中を回ってあらゆるペットフードを調べ尽くすことでした。そして穀物を使わないグレインフリーのキャットフードが猫に最適だという結果に辿り着いたのです。

イギリス産最高級チキンで人間も食べられる安心なキャットフードに

カナガンの主原料はイギリスで最高級とされる平飼いチキンです。平飼いチキンは放牧状態なのでストレスがない健康な鳥が育つとされています。そのチキンをミンチにし蒸し焼きにしたものと、タンパク質が豊富に含まれる乾燥チキンをミックスしています。チキンの栄養素はタンパク質以外にはビタミンやリン、セレンが多いです。セレンは酵素の一種で、過酸化脂質を分解し老化防止に役立つ成分です。それに加えて体内に入った有害物質と結合することで毒素を消す働きがあり、免疫力も高めてくれます。それから猫の食欲を誘う香料としてチキンの内蔵から作ったグレイビー(肉汁)を加えています。またオメガ3脂肪酸が豊富なサーモンオイルを加えているのは、消化が良くて脳機能や視力の健康に役立つからです。

キャットフードでは珍しいさつまいもが使われている理由とは

グルテンフリーのカナガンはお肉だけが使われているというわけではありません。野菜類にさつまいも、ニンジン、リンゴ、ほうれん草が配合されています。さつまいもは高価なためとうもろこしや小麦のように気軽に使えず、キャットフードに用いられることはありませんでした。しかし消化が良いので植物の消化が苦手な猫に適した野菜なのです。また海藻を配合しているのも珍しいかもしれません。ミネラルが豊富で甲状腺の機能を助けるヨウ素と、美しい毛並みと皮膚の健康に欠かせないオメガ3脂肪酸が含まれます。そのほかにもさまざまな栄養を含むハーブなどを配合し、人間の食品同様高い水準の下で品質管理を行う工場で生産されています。カナガンは元ペットショップのオーナーが作った、猫への愛がこもったペットフードなのです。

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