カナガンのキャットフードは猫に必要な栄養素がふんだん入っていて、猫に優しいグレインフリーということで愛猫家の人気を集めていますが、どの程度の量を与えればいいのでしょうか。ここではカナガンキャットフードの適切な給餌量について説明していきます。
カナガンキャットフードの給餌量は少な目でいい
カナガンキャットフードは乾燥チキン35.5%、骨抜きチキン生肉25%と成分の6割以上がイギリス産平飼いチキンで占められ、その結果、粗タンパク質が37%、脂肪質が20%と、体をつくるたんぱく質と猫のエネルギーの源となる脂肪がふんだんに含まれています。その結果、カナガンキャットフードの1日の給餌量は他のキャットフードに比べて少なめでいいのです。これはコストパフォーマンスが高いということなのですが、これまで与えてきた他のキャットフードと同じ量を与えると、カロリーオーバーになる可能性があります。それでは猫がお腹いっぱい食べられないという見方があるかもしれませんが、猫は慣れてくるものですし、むしろキャットフードを大量に食べる癖がつくほうが問題なのです。
カナガンキャットフードは子猫にはたっぷり与えよう
子猫は代謝が大きいのでエネルギーが必要ですし、急速に成長するので体をつくるたんぱく質も大量に要求します。だから成猫に比べるとキャットフードも多めに与える必要があるのです。カナガンキャットフードの場合、エネルギー量もタンパク質もしっかり配合してあるので、他のキャットフードと比べると少なめでいいのですが、それでも2か月までだったら1日20~30g、4か月までは30~55g、6か月までは55~75g、12か月までは75g以上与える必要があります。また、子猫は消化器が十分発達していないため1回に多く食べられない傾向があり、食事の間隔を空けると低血糖になりがちなので、小さいうちは少量を何回かに分けて与えるようにしましょう。
カナガンキャットフードは猫の状態を見ながら与えよう
猫は1歳を過ぎると成長が止まってきますので、成猫の場合、子猫に比べればキャットフードの給餌量は少なめになります。また、活発に運動する猫はエネルギーもタンパク質もしっかり与えてやる必要がある反面、あまり運動しない猫にキャットフードを与えすぎると肥満の原因になるので、猫の状態を見ながら与える必要があります。標準的な給餌量は体重2.5kgまでが1日25~35g、3.5キロまでが35~45g、4.5kgまでが45~60g、4.5キロ超が60g超といったところですが、当面この数字の下限からはじめて、様子を見ながら増やしていきましょう。また、太り気味の猫なら-10%、やせ気味の猫なら+10%が基準になってきます。